まっしろけっけ

めもてきなやーつ

Rails Girls Tokyo 10th でコーチして来たお話 #railsgirlstokyo

はじめに

なんでコーチやったのとかは下記を参照

shiro-16.hatenablog.com

上記の記事が初コーチの回でそれから 5 回ほどコーチをやっているので進め方とか気づきを書いておこうという気持ち

気づき

人数のお話

基本的には複数のチームに別れてワークショップが進行していきます。

  • チームの人数はコーチ/Girls合わせて最大で 10 人くらい
  • コーチ対Girls の比率は 1:2 もしくは 1:1 になるように調整されている

僕は過去 5 回で前回だけ 1:1 であとは基本 1:2 だったのですが、前回 1:1 を初めて体験した感想は圧倒的に楽というものでした。
1:2 の時は終わった後に疲れきってもうダメだ〜という感じでしたが 1:1 の時は 1:1 はこんなに楽だったのか〜という感想

最近だとそういうコーチへの負担も加味してか 1:1 になるようにコーチの人数が多くなっている気がするので良いことだと思います。

進行のお話

やる内容は Rails Girls - Japanese に沿ってやっていくのだけれど、進め方は割とチームによってバラバラになります。

大きく分けて 2 パターンあって

  • チームで一緒に進んでいく
  • 個々人が自分のスピードで進んでいく

これは良し悪しがあるかなと思っていて僕が考えるメリット/デメリットはこんな感じ

チームで一緒に進める

メリット

  • Girls 同士のコミュニケーションが取りやすい
  • チーム間が出る

一緒に進めているので Girls 同士のコミュニケーションとかもしやすくなってチーム間出るのかな?と思う(勝手な想像)

デメリット

  • 誰かが少し遅れると心理的に良くない

進めている中で誰かが詰まったりしてしまうと、その人を待つことになるのですがその場合その人は焦りが生まれてしまうだろうなと
その日にあったばかりのチームのメンバーに待ってもらうという状況は待たせている側からするとプレッシャーを感じてしまったりすると思われる。

遅れている人は誰かコーチがつきっきりで対応し、チームは先に進むという選択をしてもそれはそれでプレッシャーになるだろうな〜という気持ち

  • 質問がしづらい

学校の授業で手をあげれない人がいるようにみんなに注目されている中で話せない人もいるんでは?とか
こんな質問していいんだろうか?みたいな気持ちになることがあるかもしれない

個々人が自分のスピードで進んでいく

完全にチームで一緒に進めるの対比になるのですが

メリット

  • 個々人で進めるので他人の進捗がそこまで気にならない

他人の進捗は多少は気になるでしょうが、自分が遅れているから誰かを待たせているという感じにはならないのでプレッシャーを感じることは少なくなりそう

  • 質問しやすい

1:1 なら全員の前で何かを聞くという感じにはならないので質問しやすいのでは?

  • 理解できたかどうか?を判断しやすい

これは完全にコーチ目線なのですが、チームで一緒に進める場合は進行役の人がいてその人が説明するのですがその説明が理解できているかどうか?という反応を Girls 全員分把握するのが大変というか無理。普段から大人数に技術のことを教えている訳ではないのでそんなスキルは持ってないんですよ...
1:1 であれば相手の反応によって理解できたか?できなかったか?というのは割と会話から察することが可能だったりするので、察してもう少しわかりやすい言葉を選んで説明を行うという深堀ができると思っています。

僕としてはせっかくエンジニアに興味があって参加してくれたので、よくわからんかったのでエンジニアとか無理〜となって欲しくはないので理解できて楽しかったので次に繋げようと思って帰ってほしい。

デメリット

  • Girls 同士のコミュニケーションが取りにくい

個々人でが〜と進めているのでコミュニケーションは取りにくいのかな?(という想像)

  • チーム間が出ない

個々人で進めるのでチーム感があるのは自己紹介やお昼ご飯とか休憩の雑談くらいですね

最後に

という感じで過去 5 回くらいで感じたことをだらだら書いてみた。
僕個人としては個々人が 1:1 ないし 1:2 の状態で進めていく方が Girls がちゃんと理解できているか?というフィードバックを得られ自分自身のちゃんと教えられたという満足感も得られるので良いなと思いました。

過去 5 回で総じて感じるのは未経験、特に仕事でもエンジニアと接点がない人に技術的な説明をするのは大変で普段当たり前のように使っている言葉をそういう人たちにわかるように言語化するというのは説明することに対してしっかりとした理解が無いと出来ないのでコーチの人々は偉いな〜と思っています。
僕は(Girls の方がどう思っていたかは定かでは無いですが)前回でやっとちゃんと教えられた〜と納得いく説明ができるようになったなと感じました。(その後のアフターパーティの途中からひたすら障害対応をしてたのでやりきった感が 0 になってしまったという辛い思い出もありますが...)

あくまでメリット/デメリットとかは僕が Girls の立場だったら〜という想像でしかないので実際はわかりませんよ